没有色彩的世界 妖精帝国
いくつの夜を超えて
目覚めを誘う風
いつしか朝を迎え
凍てつく体溶けて
覚めた記憶で
早すぎた死を返して
虫たちのなく声も
鳥たちの舞う羽音にも
音をなくした白きカレチに
あふれる色をそそいでいく
鮮やかに````
凍える朝にひとり
眠りの合図を待つ
いつか本当の
目覚めを知ると信じて
飛び交うりの風も
行き交う遠い空の雲も
音をなくして光閉ざして
あふれる色が消えて行く
おどやかに
閉じ込めた過去を
怖がらないで
幾千の時に
途切れた音も
掠れた色も
いま満ちている
この世界
その全て
14 年前 0 回復