オタク同士や作品のファン同士でのみ通じるような
「キャラのあだ名」
というのがあるかと思います。
その辺の事情については中国オタクも同じようで、
掲示板などの中国オタクのコミュニティ内でのみ通用す「あだ名」というのがあったりします。
また中にはあだ名的なものがいつの間にか実際のキャラ名より有名になり、
一般的に使われるようになったりすることもあるとか。
先日中国のソッチ系の掲示板でその中国オタク用語的な「あだ名」「キャラの別称」について語っているのを見かけましたので、今回はその辺についてを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
キャラの中には本名よりもあだ名というかネタ混じりの呼び方の方がしっくりくるような感じになっているケースがあると思うが、どういったキャラがそんな感じになっているだろうか?
とりあえず俺は「bilibili」(御坂美琴)なんかがそうだと思う。
御坂美琴は「炮姐」もよく使われるよね。
パッと思いつくのは李瘋子(リボンズ・アルマーク)かなぁ。いつの間にかこのイメージが定着している。
(訳注:「瘋子」は「狂人」といった意味があり、発音も「feng zi」と「ボンズ」とやや近いものがあります)
呼び方で有名なのは「団長」(涼宮ハルヒ)というのもあるよね。SOS団も有名だし。
「俺妹」の京介も「凶介」がかなり有名になっちゃっているよね。発祥は黒猫のゲームだという説や、日本語だと元の発音が同じだっていうからそうなったとかいう説があるが、中国ではいつのまにか定着している。
日本と同じのだと、「助手」(牧瀬紅莉栖)やQB(キュゥべえ )とか。
「コードギアス」の「橘子」(ジェレミア)も実質的に日本と同じかな?
(訳注:「橘子」は「オレンジ」の意味になります)
「2000次」(パトリック・コーラサワー)とかはどうだろう。正直、俺はヤツの本名がちゃんと思い出せない。
(訳注:「2000次」は日本語で「2000回」といった意味になります)
「00」はキャラ名のあだ名が多かったな。「熊叔」(セルゲイ・スミルノフ)、「電視姫」(マリナ・イスマイール)「614」(ルイス・ハレヴィ)とか。てかまともに名前呼ばれてたの王留美くらいじゃないの?
あとガンダムは「骡子」(アムロ)とか結構あるよね。
(訳注:「熊叔」は熊おじさん、「電視姫」は「テレビ姫」、「骡子」はラバといった意味です。「614」は中国語で発音したとき「ルイス」の音に近くなるから、「骡子」は「骡」の発音が「luo」でアムロの「ロ」に近いから使われるようになったとか)
「垃圾君」、「阿拉垃圾君」((阿良々木暦)はわりとウマイ所ついているよな。特にアイツの女性関係的に!
(「垃圾」は「ゴミ」という意味で、発音は「laji」で「あららぎ」の「らぎ」と似ているところがあります)
「阿良々木」は中国語で読むとどうしても間が抜けた音になるしね。阿良々木クンはウチの国で本名を読んでもらえることがホント少ないねぇ。
淫獣!(ユーノ)白い悪魔!(高町なのは)
俺が思いついたのはFateの紅A(アーチャー)とかかな。
あとアンチ混じりではあるけど「土狼」(衛宮士郎)とかもあるね。
アンチOKだったら「鶏神」「基神」(キラ・ヤマト)とか。キラは人気あるけどアンチやネタ扱いも多いよね。
(訳注:「キラ」の中国語表記が「基拉」で、「基」と「鶏」は中国語で同じ発音になります。また「鶏」は男性器、「基」は同性愛といった意味の言葉の一部になったりします)
東方シリーズはあだ名が多すぎてもう外からは何が何だか分からんな。
PAD長(十六夜咲夜)や⑨(チルノ)みたいに日本のものをそのまま使っていることが多いみたいだけど、紅白(博麗霊夢)とか黒白(霧雨魔理沙)とか藍白(東風谷早苗)とか緑白(魂魄妖夢)とか色で判断しているのとかもあるからなぁ。
色で判断するのは多いよね。特に髪の色。
キャラ名に日本語のかな文字が混じっているとこっちのPC上でどうやって表記すればいいのか迷うよね。自分で好き勝手に決めても相手に通じないことあるわ、異論が出るわで結局キャラの色になることが多いと思う。
最近だと「まどか☆マギカ」なんかも髪の色で呼んでること多かったし。
あと先輩系女性キャラは基本的に「学姐」になるよな。
他は階級や役職かな。例えば古い作品だけど鋼の錬金術師のロイ・マスタングは「上校」で定着しちゃってるね。
(訳注:鋼の錬金術師の翻訳では大佐が「上校」と訳されているそうです)
「兄貴」はよく使われるけど、対象となるキャラが結構多いよね。一番多いのはやはり「カミナ」かな?
架空のキャラじゃないけど、アニメやゲームとちょっと関係もあるということで「教主」「鬼叫」(西川貴教)を挙げてみよう。
(訳注:「鬼叫」と「貴教」は中国語のピンイン表記でどちらも「gui jiao」になります)
魂の名前が「大豪寺凱」(ダイゴウジ・ガイ)な「山田二郎」さんはやっぱ違うかな……
ちゃんと「大豪寺凱」で定着しているんだが……
とまぁ、こんな感じで。
ここで挙げたものに限らず、中国のソッチ系の掲示板ではイロイロな「あだ名」が使われているようです。私もよくそういうあだ名にぶつかって混乱するときがありまして、そのあだ名を画像検索などで調べてようやく理解するといったことも少なくありません。
コレは私が知り合いから聞いた話ですが、オタク同士のやり取りだとネタ混じりの呼び方の方がイロイロと楽しいということもあり、中国のオタク系コミュニティ内では本名をそのまま表記するよりも、ネタ混じりのあだ名がよく使われることになるそうです。
この辺の感覚は日本とあまり変わらないのかもしれませんね。
また、あだ名がよく使われる理由としては
「中国語ベースでのあだ名が多いため、表記するのも読むのも理解するのも楽」
という点もあるのだとか。
日本のアニメや漫画のキャラクター名のカタカナ名なんかは漢字音訳にすると冗長になり易いですし、漢字で書かれている名前にしても日本語と中国語で読みが違うのが結構めんどくさいらしいです。
例えば上で紹介させていただいた発言にもありますが
「化物語」の「阿良々木暦」
の場合「阿良良木」という漢字を中国語にすると
「a liang liang mu」
というピンイン表記になり、無理矢理日本語発音で近いものにすると
「アーリャンリャンムー」
といった感じになり、中国語の感覚からしてもちょっと間の抜けたものになってしまいます。
中国オタクの間で中国オタク特有の「あだ名」が用いられる背景にはこういった中国オタクの言語事情も関係しているそうで、あだ名は「楽しさ」と「便利さ」を兼ね備えるものとして重宝されている模様です。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/51787327.html
P.S. 这个blog里的东西都很有意思ww
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