プライムノベルス2017年07月の新刊(07月18日発売)


神様は少々私に手厳しい3

著 : 守野伊音
イラスト : 戸部淑

「あなたが偽者になるのよ」。カズキに大きな転機が訪れる。 “仲間”はなぜ、カズキを襲ったのか――!?

ゼフェカの企みにより、十年の蟠りが噴出したグラース国とブルドゥス国。軍士の大規模な離反が現実となってしまった中、カズキは偽黒スヤマの侍女としてお茶会に付き添っていた。ゼフェカがそばを離れたこの好機に、少しでもスヤマから情報を得ようと、イヴァルとヒューハと共におしゃべりに花を咲かせてスヤマの動揺を誘う。そんな中、会場内に一人の男が現れ、カズキに動向を願い出る。知らない男に警戒するカズキ。だが、男の正体を知って一気に警戒を解く。男は問う。「異世界人の目から見て、この国が好きか」と。カズキは、その質問にこう答えた――――。


アンリミテッド・レベル3

著 : 鏑木カヅキ
イラスト : 西出ケンゴロー

何回死んでも生き返る能力を持つ虎次が国民試験に挑むことに。その理由は、とある日本人の存在だった。

ドラゴン討伐を終えた日下部虎次。新たに仲間になった円花と共に、オーガス勇国の中心地レメアルへ上陸する。到着後、手分けして図書館での調査と、街中での調査班に分かれる。普段は冷静沈着な円花だったが、蔵書の山を見ると目の色が変わる。あまりの変貌ぶりに驚きと呆れを抑えきれない虎次と莉依。円花の新たな一面を発見しつつも、調査は遅々として進まない。知ったのは、八重樫愛果が城内に連れて行かれたらしいこと、そして図書館の重要図書に転移に関する書籍があるかもしれないことだった。そんな中、レメアルのオーガス城で、勇王ロメルの演説が始まる。それはオーガス全域において催される勇王祭の開催演説だった。虎次達には関係のないことだった、その時までは。勇王ロメルの横には、ある日本人が立っていたのだ―――。
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